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〜職場教育と社風〜 (平成26年2月) |
向寒のみぎり、地域の皆さまには、日ごろからのご支援に感謝申し上げます。 1月30日の徳島県からの発表では、2014年1月1日時点での人口推計では、前年の減少数を1,150人上回る、6,135人減の76万8658人と出ておりました。少子化と人口流出に歯止めがかかっていません。 全国的にみても、一部の首都圏を除くと、ほとんどが大なり小なり同じような現象のようです。少子化のひとつの対策として、2014年度から、子育ての保護者に保育所などの情報を提供したり、仲介したりするコーディネーターを市町村に配置する事業が始まるようです。これは、横浜市の「保育コンシェルジェ」事業が待機児童の解消につながり、女性の就労が進んだことで、全国的に導入されるきっかけになったようです。 一方、教育の分野では、家庭教師の科目に「体育」の需要が増えているそうです。これは、2020年の東京五輪開催も影響しているようで、夢を膨らませる子供が増えているようです。家庭教師の中には、運動が苦手でも全ての子供が参加できるような「五輪プログラム」を模索中とのことです。 しかし、いくら五輪に夢を持っても、知事が政治献金疑惑で失脚したり、身近な話題ではわかめの偽装事件など、失望する子供たちも少なくないのではないかと懸念されます。 このことは、私たちも業務においては、他人事にしてはならない教訓だと思います。 どんなに立派な種を植えても土地に適度な栄養がなければ芽が出てこないように、理念を掲げるだけでなく、組織に適切な教育環境があるかないかで大きく変わると思います。 論語に、「教えありて類なし」とあるように、職場の教育環境を耕し人を活かす社風をスタッフとともに作り上げていきたいと願います。 平成26年2月1日 理事長 山口 浩志 |