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自治体や地域包括支援センターが担っている、ひとり暮らし高齢者の見守りやSOSネットワーク事業を地域により浸透させていくためには、地域の中で中核となる人材が必要不可欠です。保健師や看護師、社会福祉士といった有資格者が個人レベルで自主的な活動を行い、住民の生活課題の解決を手助けする「コーディネーター」として地域で自主的な活動を行っていきます。そうした活動が、行政や地域包括支援センター等の関係機関との橋渡し役を担い、支え合いネットワークを浸透させていくことができます。そうした活動が実現するまでの知識や技術、また方法論について、研修やサロンでの体験活動を通して学んでもらい、地域で活躍する「支え愛コーディネーター」を養成しました。 |
研修講義 |
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体験実習 | 小地域交流サロンへ参加し、サロンの目的や意義について理解してもらう。また、サロンの利用者の方々が、気軽に話して笑って、来てよかったと思っていただけるためにどうすればよいか、考えてもらうことを目的として実施しました。 |
日 時 | 平成24年2月25日(土) |
会 場 | 徳島文理大学 |
参加者数 | 130名 |
基調講演① | 題名「鳥取流支え愛のまちづくり」 ~新たな生活支援システムの構築に向けた挑戦~ 鳥取県福祉保健部長寿社会課 地域支え愛推進室長 金湧文男 氏 県の活動は現場へ出て行って地域の方々に長寿社会課の応援団(ファン)になって頂くようコーディネイトしてくること、県職員自ら、高齢者見守り活動や施設研修を行っている。また、地域の交流の世話人さんたちや市町村行政担当の苦労とうまくいっていることを聞きとってくること。地域支え愛のおもしろさは、市民の思いを共有し、施策化し、市民に喜んでもらうことがやりがいである。 |
実践報告 | 「阿波市秋月サロン報告」 阿波市地域包括支援センター 保健師 矢部美穂子 氏 サロン活動のきっかけは、日中の居場所を独り暮らしの高齢者の方が求めているところに、どりーまぁサービスから誘いがあった。介護予防サポーターにサロン活動の中味を説明案内、広報誌でサロン活動への参加を呼びかけた。民生委員、NPO法人、阿波市、地域ネットワークづくりを進めていった。今後の課題としては、住民の皆さん主体の、自主運営へのシフトをどのように行っていくか。継続するにはどんな要素が必要か。地域で講師となる人材をほりおこし、地域密着、ニーズにそったサロンとしていきたい。 |
基調講演② | 題名「人と人との支え合い~ええ習慣してますか~」 徳島文理大学 保健福祉部 准教授 古川明美 氏 日常生活習慣は「三つ子の習慣は百歳まで」と言われ、家庭が習慣を身に着ける一番の教師。習慣を変えるときは家族ぐるみで、強い意志を持って行うことが大事。健康もそれらのよい習慣の積み重ねである。少子高齢化、孤独死、認知症の増加、地域ぐるみの下、幼児の減少化などによって、社会構造が変化し、生活問題を多く抱えるようになっている。それらを解決するためには、新しい地域の支え合いの仕組みを共に考えること。 本日は地域の中でどのような挨拶をしているのか、皆で話し合ってみよう。 |
アンケート(一部抜粋) | |
「今後やってみたいことは下記のどれでしょうか?」 |
委員名簿 |
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委員からの意見(一部抜粋) | |||||||||||||||||
・これからの地域福祉において、退職した元気な高齢者は重要な担い手となり得る。 |