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〜自らに制限を設けず挑戦する志 -様々なアスリートに学ぶ-〜 (平成26年4月) |
春たけなわ、野山にも花の香りあふれる季節となりました。地域の皆さまには、日ごろからのご支援に感謝申し上げます。 今年の春のセンバツ高校野球大会は、龍谷大平安高校の優勝で幕を閉じました。同校の監督である原田英彦氏は、OBだそうです。名門平安高校野球部のオファーがあったと時は、武者震いしたそうですが、就任して驚いたことに選手たちは、キャッチボールもまともにできない集まりだったそうで、ゼロからのスタートとなりました。 しかし、原田監督はそんな生徒たちにも、「ある程度のレベルまではちゃんと練習さえすれば到達できる。そこから高いレベルでプレーするには教えられるようではダメだ。自分がしっかり考え理解して練習しないと、甲子園には上がれない。」と説き続けたといいます。 一方、同じ高校球児に驚くべき選手がいます。川崎市立高津高校定時制に通った、上中別府(かみなかべっぷ)チエさん(83歳)です。彼女は、今年3月に卒業式を迎え、4年間の高校生活を無事終えたそうです。しかも、彼女は軟式野球部に所属し、県予選ではユニフォーム姿で伝令役も務め、「83歳の女子高生球児」として話題になりました。 終戦後、農家だった実家の手伝いで進学諦めたところ、夫と死別した76歳から中学校夜学に通い始めたそうです。 なお彼女は今後、水墨画や水泳などに挑戦するそうです。 少子高齢社会が叫ばれる昨今において、医療界では、4月の診療報酬改定で今、激震が走っています。医療と介護の連携が重点課題のひとつであらゆる病院で在宅復帰が重視され、リハビリでも在宅生活を意識した内容が求められているようです。 どりーまぁでは、26年度より、新たに川内事業所がオープンとなり、今後3拠点でのトライアングル体制の構築が求められるところですが、上記のように力量や年齢(法人年齢18歳)にひるむことなく、自ら考え道なき道を切り拓き、あきらめない気持ちで、これからも取り組みたいと思います。 平成26年4月1日 理事長 山口 浩志 |