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〜ドラッカー氏「5つの問い」を考える〜 (平成26年8月) |
連日の猛暑が続き、ひと雨が待たれる今日この頃です。地域の皆様におかれましては、日常の法人運営につきましてご指導ご協力を賜り、感謝申しあげます。 今年の気候は、亜熱帯とゲリラ豪雨が特徴だそうです。日本だけでなく、地球規模で大変化していく中で私たちは日々過ごしていると感じます。 連日のように、高齢者社会から起こる問題や課題、また人口減少への取り組みなどのニュースが目につきます。 2014年経済財政白書においては、女性の労働力人口は2804万人あり、またこれとは別に働きたい女性が315万人存在すると試算されているようです。 一方、シニア世代への期待にもますます拍車がかかっています。 たとえば、神奈川県大和市では、「60歳代を高齢者と言わない都市」宣言を出し、また埼玉県東松山市では、健康長寿プロジェクトとして、「毎日1万歩運動」に取り組み、中高年を対象に市が万歩計を貸出する制度を設けているそうです。 介護分野でもシニア世代には期待がかかっており、東京都品川区にある「かい援隊本部」では60歳以上の人材を派遣する事業を始めており、約250人いる登録者の平均年齢は69歳だそうです。 このような現実を不思議な時代と捉えるか、異常と感じるか、時代の生き方として学ぶか、それぞれでしょう。しかし、このような実態はこれからも進むことは間違いないと思います。 経営学の神様と呼ばれた、ピーター・ドラッカーが提唱した「5つの問い」では、[1]ミッション(社会的使命)は何か、[2]ミッションを果たす時の顧客は誰か、[3]顧客としての価値は何か、[4]成果は何か、[5]どのような計画を立てるか、とあります。 女性の就労とシニア世代の活躍を前提に、「5つの問い」を考えるべきかもしれません。その中から、時代の求める新たなる経営指南を掘り起こしてみようと思います。 平成26年8月1日 理事長 山口 浩志 |