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〜報酬改正にあたり〜 (平成24年2月) |
残寒なお肌さす今日この頃、スタッフの皆様には日頃の現場でのご活躍に敬意を表します。 先日介護報酬改訂に関する内容が具体的に示されたところです。今後は医療報酬や障害者自立支援法などの改正もあり、まだまだ目が離せません。 労働省が先般今後の人口動態について発表がありましたが、2010年人口が1億2806万人で2055年には4100万人減少し、8706万人となるとのこと。更にはそのうち4割が65才以上人口になると予測されていました。 これまでの常識が非常識となり、反対に非常識だったことが常識となるような場面も増えてくるかもしれません。いわゆるパラダイムシフトの時代にさしかかっているのがわかります。 また冒頭でふれた医療福祉同時改正は、6年毎の作業ですから、今後は2018年(平成30年)、2025年(平成36年)に実施されることとなります。 国は2025年までの山を登りきる道程を描こうとしておりますから、今改訂はある意味、山の2合目〜3合目あたりにさしかかったところと考えられます。 元伊藤忠商事会長の室伏稔の生涯について、昨年23年9月日経新聞「私の履歴書」で連載されていましたが、その中でご本人の現職時代の信条「Nothing is imppossible」(成せば成る)が紹介されていました。 慣れ親しんだ組織、体制、風土などを思い切って断ち、変えていかねば前に進めないと訴えておられたそうです。また企業は建物でも決算書でもなく人であると強調されていました。すなわち人と人がつくる社風こそが企業を支える無二の資産であり、そのことが組織や人の発展・衰退のカギであることがわかります。 これから歩む道のりで個人や企業を奮い立たせる信念をもつことで困難や挫折にさしかかった際の原動力となることは言うまでもありません。 パラダイムシフトの時代を確かな信念を言動力に変えるべき勇気をもち山を登り切りたいと考えます。 平成24年2月1日 理事長 山口 浩志 |