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〜2012年を迎えて 法人のキーワードは“磨く”〜 (平成24年1月) |
頌春スタッフの皆様には明るい春をお迎えの趣、心からお喜び申し上げます。昨年は東日本大震災や中国の金正日総書記の死亡、野田政権誕生等々、話題が跳ね続けた卯年でした。どりーまぁサービスでもサ高住“レスポワール”&小規模多機能“夢ガーデン”のオープンがあり、スタッフの皆様にはご協力とご尽力をいただき、改めて感謝します。 さて今年の辰年は、「十二支の中で唯一架空の動物で画竜点晴の如くものごとを完璧にするための最後の仕上げ」という意味だそうです。(徳島新聞元旦記事より) 私は毎年元旦に各紙を読み1年を考えます。今年のキーワードは「絆・つながる・信じる・夢・少子・いのち」でした。 まず徳島新聞は「徳島駅北にスタジアム」を紹介し、社説では「絆が開く徳島の明日〜可能性に挑戦〜」とあり、人と人とを結ぶ絆がキーワードでした。 日経新聞では、「開かれる知つながる力」とトップを飾り、社説では「変化の芽を伸ばす〜資本主義を進化させるために〜」とあり、国家の目標とは世界を家とし、世界に友を集めることと締めくくっています。 朝日新聞からは1面で原子力安全委の寄付を批判、社説では「ポスト成長の年明け〜すべて将来世代のために〜」をテーマとし、これからはシルバー(高齢化)とグリーン(環境)が成長から成熟へ切りかわる要であると説いています。 読売新聞は防衛省の対サイバー兵器開発をたたえた記事をスクープ。社説は「危機を乗り越える統治能力」を大衆に迎合するような政治との決別を強調しています。 毎日新聞からは1面で核燃料処分コスト隠蔽した経産省を指摘。社説からは「2012年激動の年問題解決方の政治を」と期待しています。 最後に産経新聞は「(Theリーダー)〜何のために誰のために〜」をシリーズで発信しようとされています。また「正論」蘭には曽野綾子氏の解説を入れ、曽根氏からは震災を人間性復活の贈り物にしようと呼びかけています。 それぞれに特色のある内容ですが、これらの情報から1年を考えた時、「担雪埋井」という言葉が思いうかびます。人の努力とは、井戸の中に雪を放り込んで埋めるようなもの。ここには努力は結果としてすぐに出てこないが、無欲で努力し続けることの大切さを意味しています。 人口が20万人超減少しているわが国において、医療・福祉の役割は人の命だけでなく、日本経済をも救う力になるのではないかと感じさせられます。 2012年、法人の歩むべき方針として、学ぶ力、心と技、絆、地域ケアの4つを磨いていくことを掲げました。 仲間と支え合い、磨く努力を始めていきましょう。 平成24年 元旦 理事長 山口 浩志 |