|
|
|
〜令和NPOの組織づくりとチームワーク〜 (令和3年4月) |
春たけなわの今日この頃、地域の皆さま及び関係機関の方々におかれましては、日ごろからのご協力ご支援に心から感謝申し上げます。 「優れた組織あってこその強いチームである」香川真司選手も所属したイングランドのプレミアムリーグのマンチェスター・ユナイテッドFCを世界屈指のビッグクラブへと成長させたアレックス・ファーガソンは著書の「人を動かす」でこう述べています。彼が監督として重きをおいてきた「規律」「管理」「チームワーク」そして「動機づけ」などがありますが、特に「チームワーク」については根本的に信念に裏付けられた組織づくりにチームの強さがありました。 さて、昨今の企業ではコロナ禍の影響を受け、経営方針や方向性の転換等、様々な軌道修正を余儀なくされています。同時に、身近な付加価値を見逃さなかったことで、伸びている企業もあるようです。例えばアパレル業界のアバンティでは、手書きの手紙を添えて、紙の通販カタログを作成して顧客宅に届けたことで商品の価値観を共感され売り上げが伸びたそうです。また宿泊業界の星野リゾートは、外国人や大都市の顧客層から変更し、地元住民に割安で宿泊してもらえるパックを売り出し、近隣顧客に喜ばれているようです。顧客一人一人と向き合ったり、地域住民の声を間近で聞く努力をされたりと、経営の基本を忘れてはならないというお手本のように思います。 “どりーまぁ”も一昨年に立てた「新アクションプラン」から「スーパーアクションプラン2021〜2023 勇猛邁進〜豊かな大地を耕し続ける〜」へ見直しをはかりました。ここでは「運営面」「組織面」「事業面」「財務面」の4つの視点から考え、これからの法人の存在意義やあるべき姿を構成したものです。 しかし、どれだけの経営計画を立てても、大事なことは計画を実行するにあたっての信念です。計画を「立てればどうにかなる」ではなく、「どうなるか」を考え、「どうするか」、「どうするべきか」を信念をもって実行していく中で、自ずと組織やチームが作られるものだと思います。 ファーガソンは、「すべての構成要素を正しく配置することが大事だ。また時間がかかる。特に転換期はなおさらのことである。」と締めくくっています。 道のりは長いかもしれませんが、現実と正面から向き合い、未来のどりーまぁブランドを創り上げていくためにも取り組んでまいります。 令和3年4月1日 理事長 山口浩志 |