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| 〜人と組織の未来 〜タレントマネジメントを考える〜〜 （平成31年2月） |
| 春まだ浅い今日この頃ですが、地域の皆さま方及び関係者各位におかれましては、日頃からのご協力ご支援に心から感謝申し上げます。 人手不足や介護離職など、人と組織に関する今後の課題は枚挙にいとまがありません。そこで、人材戦略に活かす取り組みとして今、「タレントマネジメント」が注目をあびています。これは、社員一人ひとりのスキルや能力、経験を一元管理し、そのデータを人材戦略に活かす手法です。 そこで重要なポイントが3つあります。まず、常に環境を意識しながら、世代や職員の価値観を引き出し、職場への魅力を感じて活躍できるためには、個々に何が必要なのかを考えながら取り組むことです。2点目に、採用、配置、評価、処遇、育成などのプロセスをばらばらに行うのでなく、総合的人事プロセスとして進めることです。3点目として、一連の人事プロセスを通じて、将来の組織をリードするタレントを発掘し、育成を図ることです。 「人生１００年時代」を迎えるにあたり、多様な人材が活躍できる生涯現役社会の実現に向けて様々な環境整備が進められていますが、読売新聞社が４０歳〜６０歳代の１２０名に対して、将来高齢期を過ごす時に、どんな社会になってほしいかを尋ねたところ、�‘�く場所や時間が選べるような社会、��高齢者の求人が多い社会、��キャリアを活かせる職場が多い社会などがあがったそうです。 また、同誌から企業１２２社に対して企業調査したところ、これまで活躍されたベテラン社員の能 力や経験を活かす必要があることに対して6割が強く感じていると、シニア雇用に関しては前向きのようですが、一方では雇用を進める上での課題として、「本人の意欲向上」や「健康管理問題」、「高齢でもできる業務の確保」などをあげています。今後の法人経営にも参考にしてみたいと思い ます。 「タレント」の語源は、紀元前ギリシャの貴金属の重量・通貨単位「タラント」です。聖書の「主人（キリスト）が旅に出る前に３人の弟子たちに対して、能力に応じて自分の財産を分け与えた」という話から、「生まれ持った能力やスキル」という意味だそうです。 今後私たちの仲間からも、いろいろな違ったタレントが輩出され、人材不足を吹き飛ばせるようなしくみをつくりあげたいと思います。 平成３１年２月１日 理事長 山口浩志 |
