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| 〜苦境を和の精神で乗り切る〜 （令和3年2月） |
| 余寒ますますつのる今日この頃ですが、スタッフの皆さまにおかれましてはコロナ禍による 不安と緊張の毎日が続く中、ご活躍いただき感謝いたします。 さて、今年は聖徳太子１４００年忌にあたる年と聞きます。太子といえば、十七条憲法で説いた 「和をもって尊しをなす」が知られるように、親族が血みどろで権力闘争を繰り返す様を目の当た りにしたことから、「和」の実現のための努力を求めました。 さて、介護保険利用者は現在約５００万人ですが、この２０年間で非常に重要な制度になりました。次なる大きな課題は、働き手となる人材を若い世代だけでなく、元気な高齢者も雇用できる取り組みや、幅広い人たちが介護分野で働ける新たなるしくみづくりが考えられているようです。 厚労省は「地域共生社会政策」として社会福祉法の一部を改正しました。この法律は１９６１年の国民皆保険制度、２０００年の介護保険制度に続く節目になるほど重要な施策として取り組まれています。 具体的には、�＼儷謀�にアウトリーチして潜在的ニーズに対応する包括的重層的支援体制整備、�∧〇礇機璽咼垢鯢�要としている人たちへの社会参加の機会提供や活動の強化、��住民同士の交流の場を確保し、共に生きる地域づくり、等です。 また４月から介護報酬が改定されますが、ポイントとしては、�ヾ鏡�対策の強化として、運営規定や重要事項説明に指針を盛り込むこと、�■達硲腺咤邸Γ孱稗咤稗圓魍萢僂靴新弉茲虜鄒�やフィードバックの活用を評価するインセンティブを新設、�２餤弔簑真�種連携におけるＩＣＴ活用の推進、�ね�用者への書面での署名・捺印は求めない、等です。 また介護のみならず政治や経済、社会構造等々、全てにおいて曲がり角に差し掛かっています。感染拡大に伴う緊急事態宣言という緩やかなロックダウンは、人と人との結びつきを断ち切ることにつながり、社会全体は衰弱し、地域の力強さや活気は低下しかねません。 太子の「和」の精神から学ぶように、人それぞれの考えや思いを実現させ、共に力強く生きていくためにも、和らいだ心で接する姿勢は今こそ求めたいところです。私自身、これまで以上に人としても成長できるよう、自らの自己改革に努め、物事を見極める判断力や実行する勇気を「和」の精神で養っていきたいと思います。 令和３年２月１日 理事長 山口浩志 |
