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| 〜学校教育改革と未来の福祉人財を考える〜 （令和3年11月） |
| 菊薫る季節となりましたが、関係者各位におかれましては日ごろからご協力ご指導を賜り心から感謝申し上げます。 釈迦は弟子たちに説法したあとで、「何か質問はないか」と必ず尋ねていたそうです。そして、なにも返事がなければもう一度「何か質問は」と尋ねて、またなくても再び「質問はないか」と尋ねられ、3回目でもなければ、「私の話を鵜呑みにしてはいけない。」最後は自分で考えて結論をだしなさい」という教えであったそうです。何かを伝える側と伝えられる側にはと必ず「理」があります。「理」とは「真理」を意味します。真理とは「法」です。法は“さんずい”に「去る」と書きますが、水は一方向からもう一方向へ去るように流れます。すなわち高いところから低いところへ流れることです。また、伝えられる側は水がこぼれないように自分の器で受け止めなければなりません。そして、伝える側は相手をコントロールすることではなく、相手によって水の量や流す速度を変える（コントロールする）ことを考えなければなりません。 中央教育審議会（中教審）から「令和の日本型学校教育の構築を目指して」という答申が出されました。サブタイトルとして、「多様な子どもたちの資質・能力を育成するための個別・最適な学びと社会とつながる協働的な学びと実現とあります。」 具体的には、�］�携・分担による学校マネジメント、��感染症・災害対策、��社会構造の変化対応、�ぞ磴�い児の教育整備、�ゾ�規模化、��ICT・遠隔教育などが挙げられています。 本質的には、これからの子どもたちが育むべき資質や能力とは何かを定義づけている事だと思います。同時に、これからの教育者としての資質も問われます。すなわち、これからは「教える」ということから、子どもたちに「寄り添う」教育に転換していかなければなりません。 今、私たちが取り組もうとしている地域共生社会を実現していくためには、高齢者に対しては「活動と参加」を認知症ケアは「予防と共生」が求められています。これからの学校教育現場での変革を予測して理解することは、未来の福祉人財を知ることにつながり、同時に現在の育成のあり方や方向性を考えていかねばなりません。 以上のことを踏まえて今後の法人の研修企画にも反映させたいと思います。 令和3年１１月1日 |
