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〜新年を迎えて 〜偉大なる福祉経営を目指す〜〜 (令和7年1月) |
新年あけましておめでとうございます。 本年も関係者各位及び地域の皆さま方と共に職員一同で前進していけるよう頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします。 さて、今年は十二支でいうと巳年となります。へびは再生の吉兆をもっている動物といわれていて、干支では、乙巳(きのとみ)の年となり、この年は知恵と慈悲の仏に守られる年だそうです。 昨今、少子高齢者問題と同時に人口減少問題が多く取り上げられるようになりました。ちなみに、県内の人口減少は今後も続き、国立社会保障・人口問題研究所によりますと、2050年の総人口は48万669人となり、20年比で約33%減少すると発表されています。特に全ての自治体で15歳未満の若年層が大きく減少するようです。今後、地域を持続させられる新しい発想での施策が求められてきます。 また児童分野の中で自殺児童問題も解決の糸口がみつからないままです。政府の自殺白書によりますと、昨年の自殺者数は全体で約2万1800人で、前年度より減少していますが、子どもが悩みを抱えていても、相談しにくいという状況は改善しなければなりません。 一方、「働きがいと経済成長」の観点からは、企業が存続することで、地域や社会における雇用機会が守られ、さらに創出されることに期待が寄せられているようです。特に地方に根ざした企業にとって、事業継続は地域経済の安定と成長に貢献し、地域住民の生活や活気を支える重要な役割を果たしていることは周知の事実です。 それだけに「住み続けられるまちづくり」を目指すためにも、地域企業が事業を通して、地元のニーズに応え続けることで地域貢献や伝統的な技術が次世代に引き継がれることが重要ポイントとなるでしょう。 「偉大さ」とは、それぞれの立場やそれぞれの価値観で変わることがあります。例えば、軍事力や資金力が偉大さの基準であったり、自然の中に偉大さを感じることもあります。 NPO福祉経営の立場として、「知恵と慈悲」をもって、地域とのパートナーシップを深め、法人の成長と社会貢献の両立が実現できることを「偉大なる福祉経営」と考え、本年も一年邁進してまいりますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 令和7年元旦 理事長 山口浩志 |
