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〜“新年あいさつ”に誓う〜 (平成23年1月) |
頌春 皆様におかれましてはお健やかに新春をお迎えのことと思います。 昨年は尖閣諸島でのビデオ流出騒ぎや普天間問題などに明け暮れた年でした。また福祉の分野では、所在不明の高齢者が続々と判明し、「無縁社会」が浮き彫りになったことや、高齢者の犯罪問題等々、未来への希望が損なわれるニュースばかりが目立ちました。 しかし、一方ではエコポイント制度の導入や酷暑の影響から電化製品の売り上げが急増したりで、県内でも景況は復調の兆しがみえた、とも聞きます。 本年は卯年にあたりますが、株式の世界では「丑つまずき寅千里を走り卯跳ねる」といわれています。また卯年は時刻は午前6時から7時頃だそうで、物事の新しいことが始まろうとするそうです。加えて古いものを捨て新しい扉が開かれるという意味もあるようです。 さて、どりーまぁでは2011年のスローガンを「4つの約束」と掲げました。 1.時を守り場を養います 2.心を育み愛を育てます 3.技術を養い命を支えます 4.仲間を信じチームを磨きます といたしました。 (1)の中には、約束を守る、準備や計画を怠らない、仲間との相互協力が必要です。(2)には、様々な愛のかたちがありますが、自らの「愛」とは何か、を問いかけていただきたいと願います。(3)は、私たちが心に刻んでおくべき使命として掲げました。(4)は、どりーまぁチームをこれからも足腰の強いグループとして全員の力をもって育てあげていただくためにも、「信じあう」ことの大切さを説いています。 以上の「4つの約束」は人材育成を基本理念として掲げております。 このことを実践していく過程には種々な壁や障害を乗り越えなければならないと考えます。 徳島新聞では23年より、連載小説として、「親鸞<激動編>」が始まっていますが、今年は親鸞上人の750回忌にあたる年だそうです。戦乱や災害、飢餓と病と「未法」の様相を呈した乱世で苦しむ人たちを救済することに命を燃やした彼の行動から学べることはたくさんあるかと思います。 このように身近にあるヒントから道を拓いて今年も歩み続けようと思います。 平成23年元旦 理事長 山口 浩志 |