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〜年頭あいさつ 〜戌年(いぬ)に賭ける思い〜〜 (平成30年1月) |
明るい春をお迎えの趣、心からお喜び申し上げます。地域の皆さま及び関係者各位におかれましては、本年も法人運営への取り組みに関して1年間ご協力のほどよろしくお願いいたします。 さて、今年は戌年です。この年の傾向として、前年の酉(とり)年の「採り(収穫)」の後の年になりますので、アフターフォローにより更に親しくなる年とあります。 また、桃太郎のおとぎ話では、キジが情報収集役となり、サルが戦略企画を練り、忠実に行動力を発揮する犬という役割があったように、勤勉と努力で地盤を守る年といわれています。 “どりーまぁ”も、昨年20周年を迎えることができましたが、現在とこれからのあるべき組織の姿を考えてみました。 企業体形には6類型あるといわれています。まず、従業員を増やした以上に利益率が上がるダイキン工業のような筋肉質の「アメフト型」。次に、従業員を減らしながら利益率を増やした、キッコーマンのような、「細マッチョ型」。また利益率は下がっているが、リストラで小幅な利益を 確保したスマートフォンのような「ダイエット型」。そして、事業拡大したわりには利益率が伸びない「ゆるみ型」から「たるみ型」、「激やせ型」(従業員数・利益率ともに大幅ダウン)です。 今後は、描く将来のビジョンを明確にし、行動力が伴う健全な組織体質を目指さねばなりません。 政府が昨年末に決定した、2018年度予算案では、「人づくり改革」と「生産性改革」の重点配分でしたが、診療・介護報酬改定に伴う制度改正の基本的方針も同時期にまとめられました。 介護報酬改定のポイントとしては、通所介護はアウトカム評価、栄養改善スクリーニングに外部の管理栄養士と連携して取り組む評価や、大規模デイサービスの引き下げ、また訪問介護での 生活支援のケアプランの適正化チェック、そして、ケアマネ事業所の管理者要件に主任ケアマネ配置を義務付ける(3年間猶予)等に注目しています。 フランスの経営学者、w・チャン・キムの書いた「ブルー・オーシャン戦略」の中に、これからの医療介護のあるべき姿へのヒントがありました。ブルー・オーシャン戦略とは、競争相手のいない 市場を創り、新しい価値と利益を生むことです。 これまで築いてきたNPO組織を、健全に鍛えていくためにも、更なる勤勉と努力で組織を守りぬく体質を育む1年にしたいと思います。 平成30年元旦 理事長 山口浩志 |