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〜新年を迎えて 変革の時代を生きる視点〜 (平成28年1月) |
明けましておめでとうございます。新春を迎え、お正月には今年1年の歩みをそれぞれにご祈願されたことと思います。 さて、今年の干支は、「丙申」です。どんな年なのか調べてみましたら、「これまでの頑張りが形になっていく年」だそうです。完熟する年ではなく、「固まっていく」という成長段階にある年を意味しているようです。 厚労省の人口動態統計によりますと、2015年の出生数は、100万8千人の見込みらしく、前年より増加がみられたそうです。しかし死亡者数も前年より2万9千人多い130万2千人あったそうで、人口数は9年連続して減少傾向にあるようです。 また、100歳以上の「百寿者」は、6万人を超え、今後は平均寿命と健康寿命との差をいかに縮めるかが課題になっています。 一方、子供の貧困問題や、引きこもり、孤独死などもあとをたたず、こういった問題に対する即効薬もありません。人口を増やすことと同じ比率で、孤立に苦しむ人たちを包み込む社会のしくみも急務でしょう。 本年1月からはマイナンバー制度の運用が始まり、また4月には、診療報酬改定が待ち構えています。療養病床数の問題や急性期病院のあり方、そして薬価の引き下げ問題などが争点となっております。 そして、6月には参院選があり、11月は米国大統領選挙と、大きな動きだけを取り上げてみても目白押しです。 安倍首相は、新政策目標として、「GDP60兆円」と「希望出生率1.8」、「介護離職ゼロ」を新3本の矢とし、所信表明演説では、「挑戦あるのみ!」と高らかに述べられていました。 当法人も、今年で設立19年目にさしかかりました。冒頭にあったように、「丙申」にあやかり、これまで培ってきた経験をもとに、いろいろな方面で「形」を整えることが求められます。研修メニューも含めた人材育成のあり方や組織構造変革を次の形と考えます。 スローガンとして、「顧客目線」、「プロ目線」、「組織人目線」、「未来目線」の4つの視点を掲げました。 これまで法人経営で学んできたことを糧に、次の一手に結びつけられるよう固めていける1年にしたいと考えます。 今年もご協力のほどよろしくお願いします。 平成28年1月1日 理事長 山口 浩志 |