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〜奇跡を起こす行動〜 (平成25年8月) |
暑さ厳しい折から、関係者の皆様方には、常日頃からご指導・ご協力いただきまして、心から感謝申し上げます。 安倍政権の信を問う大型参院選挙が終わりました。結果はご承知のように予想をはるかに上回る票で、自民党の圧勝でした。選挙前から、「ねじれ国会解消」「アベノミクスへの期待」を強く訴えていましたが、真価が問われるのはこれからでしょう。 首相方針を読んでいると、デフレ脱却をうたい、一方で成長戦略を掲げますが、雇用面では、派遣労働の規制緩和への不安があり、雇用の不安定化が危惧されます。また、大都市に特区制をと、うたっていますが、ますます地方格差が広がるのではないか、との不安もつきまとったり、金融政策論については、ばらまき政策への批判は否めません。 そして、社会保障制度面では、70歳から74歳の高齢者医療費を国民会議で1割から2割へと引きあげが固まっているようです。年金に関しては、10月から3段階で2.5%減額されます。 そうしたことが影響してか、7/24付けの徳島新聞記事で、内閣支持率が68%から56%へと急落し、逆に不支持率が16%から31%へと倍増したと発表されていました。給付抑制や負担増の議論が避けて通れない中、ますます社会保障制度改革に対する政権能力には、私たちも注視していかねばなりません。 ところで、先日「高齢者住宅フェアin東京」というイベントがあり、参加してきました。来場者は、2日間で16786人あったそうです。ここで学んだことをまとめてみました。 [1]コンセプトを明確にしておくことが重要、[2]高齢者全国急増率という情報より、地元の増加率が大切、[3]今後は低所得者層向け住宅施策が主流になる、[4]事業計画は悲観的に、マーケティングは科学的に、[5]自社の付加価値を創っていくこと、などです。 厳しい時代だなと感じた時に、私には忘れられない教訓がいくつかあります。 今から約10年ほど前に阪神タイガース監督であった星野仙一氏のもとに1通のファンレターが届きました。相手は、白血病と闘っていた谷口朋子さんでした。星野氏からは、「必ず胴上げを見せてあげるから。」というメッセージが届き、二人の互いの闘うエネルギーになりました。そして、見事優勝にこぎつけた後、谷口氏から星野氏へ、「今度は私が奇跡を起こします。決してあきらまないから。」という手紙が届いたそうです。 この教訓を今一度思いおこしながら、今月も頑張りたいと思います。 平成25年8月1日 理事長 山口浩志 |