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〜新年に向けて〜 (平成25年1月) |
新年明けましておめでとうございます。スタッフの皆さまには、明るい春をお迎えの趣、心からお喜び申し上げます。 さて、今年は巳年ですが、「巳」という字は、胎児の形を表した象形文字で、蛇が冬眠から目覚めて地上にはい出す姿を表しているとも言われ、「起こる、始まる、定まる」という意味があるそうです。 「巳」を動物にあてはめると「蛇」ですが、巳の特徴は探究心と情熱で、古来より蛇は脱皮することから、「復活と再生」を連想させます。また、蛇は餌を食べなくても長く生きることから、「神の使い」として崇められ、各地で蛇神を祀っている神社があるそうです。 さて、国立社会保障・人口問題研究所の将来推計では、2060年には、人口が8674万人になるとされ、高齢化が進むのに伴い、人口減少のペースは一段と加速すると予測されています。 元旦の日経新聞記事によりますと、経済はアジアが新しい次元に入り、勃興の波は中国・韓国から、東南アジア諸国連合、インドへとシフトがはじまっているそうです。いわゆる、「ドッグイヤー」ならぬ「アジアイアー」といわせるくらいのスピードです。 今後の行方と今年1年を他紙を参考にして考えてみると、徳新社説では、「熟慮断行」とあります。困難な時代だからこそ、新たな展望を切り開くには、自ら考え、地に足をつけて進むことが大切だとあります。また毎日新聞では、二つの意味が試される年であると説きます。一つは日本経済の底力。二つ目に、日本政治の平和力である、と。そしてそういう時代だからこそ、互いに譲りあうことで自らも恩恵を受け、相互に豊かになる、「互譲」と「互恵」の精神を大切にしようと呼びかけています。 多職種産業の中での医療や介護業界の位置づけと、私たちどりーまぁサービスが果たすべき役割や目指すべき方向を考えてみた時、私は三つの言葉を基盤にスローガンを掲げました。 ① 言行一致、②創意工夫、③誠心誠意、です。これらをひもとく言葉で「三つの約束」としてまとめてみました。朝の朝礼で唱和し実践に結びつけていただきたいと思います。また年末に書かれたそれぞれの「反省と目標」に目を通していただき、新たな一歩を踏み出しましょう。そして、混迷の時代に医療・福祉を職業として選んだことに改めて誇りをもち、今年も前進していきたいと思います。 本年もご協力のほどよろしくお願いします。 平成25年 元旦 理事長 山口 浩志 |