|
|
|
〜ご挨拶〜 (どりーまぁサービス設立記念日にあたり) |
平成九年春、これまで培ってきた施設福祉及び臨床看護等の経験を活かし 男子一生の仕事として在宅に花を咲かせたいと決意し、自らの誇りと志を 資本にとりかかったことがどりーまぁサービスの始まりでした。 本格的に活動を開始した時期の十二月十二日が大安吉日であり、「ワンツーワンツー」の精神を忘れないこととし、この日を設立記念日といたしました。 おかげをもちまして、今年で二十一年目を迎えることができました。 毎年この時期になると思い出すことのひとつに、設立当初よく思い描いていた 日本の福祉界の先人たちのことです。日本で初めて隣保館を開き、子供たちや障がいのある方などの学習の場をつくった片山潜氏や、空き家を使って生活に苦しむ子供たちの暮らしの場の確保に奔走し岡山孤児院を設立した児童福祉の父を言われる石井十次氏などです。彼らの共通するところは、大正初期時代に進みだしたセツルメント運動でした。‘ 個人の課題を地域社会を対象に解決できるしくみをつくる運動は、現在の地域包括ケアシステムに通じるところがあります。 設立記念日にあたり、「ワンツー・ワンツー」の精神を今一度かみしめ、地域包括ケアシステム実現の一助が担えるよう、これからも一歩一歩地道にかつ誠実にまい進していきたいと思います。 地域の皆さま方におかれましては、これからもご協力のほどよろしくお願い申しあげます。 |