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〜サービスの幅と活性化〜 (平成30年6月) |
若鮎おどる季節となりました。地域の皆様及び関係者各位におかれましては、日頃からの現場でのご協力ご支援に心から感謝申し上げます。今年度も法人内ではフレッシュな職員さんが入職していただき喜びを感じているところです。 企業による新入社員へのアンケート調査では、「働くことへの意義」として、「仕事を通じて技術を身につけたい」、「働きがいがあれば苦労があってもかまわない」、といった前向きな意見があったようです。また、「今の企業を選んだ理由」としては、「好きな業種」であることや、「能力や個性が活かせられる」等、“価値観重視”のようです。そして、「会社に望むこと」はといえば、「丁寧に指導してほしい」、「意見をよく聞いてほしい」等が上位だったようです。 さて、たくさんの業種のうちでも、流通界では過去の神話が崩れようとしており、昨今アマゾン・ドット・コムに代表される、ネット通販に人気があるようです。すなわち、かつての、店頭商品をみてレジで精算する方法から、手のひらのスマホが巨大ショッピングモールです。そこには営業時間も制限もありません。今、アマゾンの売り上げは世界最大ショッピングセンターといわれる米国ウォールマートの3倍を超える勢いだそです。 変化の速さと手法のパラダイムを活かした新参者と、未来をよみ間違えた王者との歴然とした差がうかびあがっています。 一方、旅行客に対して、ホテルスタッフが一緒に街歩きして無料で案内する「らくらく散歩コース」や、テーブルマナーの講習を受けながら懐石料理を楽しめる「とくとく講習コース」等、アナログサービス満載の企画や知恵も見逃せません。 世阿弥の風姿花伝には、「いかなる上手なりとも衆人愛敬、かけたる所あらんをば」とありますが、これは「どんなに上手な役者でも幅広い層に人気がなくては本物ではない」という意味です。 福祉サービスでもITサービスやロボット介護、ソフト支援サービス等、様々に新しくサービスが展開されようとしていますが、私たちのサービスでご利用者様がこれまでより便利になり、同時にスタッフの技術も向上して働きがいある職場づくりになれることを目標にしたいと考えます。 新しいことにも挑戦し、サービスを通じて感動を与えられ、支持されるような事業を目指してまいります。 平成30年6月1日 理事長 山口浩志 |