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| 〜激動時代を生きるための戒め〜４つの「しんぼう」〜〜 （令和4年11月） |
| 朝夕、めっきり冷え込むようになりました。関係者各位におかれましては日ごろからご協力ご指導を賜り心から感謝申し上げます。 先日の徳島新聞にて、共同通信論説委員である橋詰邦弘氏が14年前に当時の衆議議員院長であった伊吹文明史が自民党全体に対して戒めた言葉で、「４つのしんぼう」を紹介されています。 独楽（こま）が回る中心の「心棒」と、自分たちが選んだボスだから我慢を支える「辛抱」、信用と人望表す「信望」、事を成すための戦略とも呼ぶべき「深謀」とがあるとの戒めでした。 先月初旬に岸田首相の所信表明演説がありました。経済政策や物価高・円安対策、成長のための社会課題、さらには新型コロナ対応や災害対策に至るまでを力説されています。中でも全世代型社会保障構築にむけては、少子化対策、子育て支援や女性活躍、孤独、孤立対策など、社会福祉課題への取り組みに期待がかかります。 また、総務省発表によりますと、65歳以上人口推計では、3627万人と、前年比6万人増のようです。働く高齢者も増えており、2021年の就業率は50.3%と、初めて半数を超えています。 そしてひとり暮らし高齢者は約671万人で、高齢者の19％と比率も増え続けています。 今後はシニア世代の就労の場や地域でも居場所づくりを進めたり、インターネットを通してお互いにコミュニケーションがもてる支援が大事になるでしょう。 一方、介護保険制度での見直しの論点がいくつか出ました。 ��2割負担を自己負担とする人を増やす、�▲吋∈鄒�の有料化、�２雜醢型擁欸鮖楡澆覆匹料衂�屋利用者が部屋代を一部負担する、�ね弉雜�1〜2と認定された人の生活支援を市区町村へ移す等。また、家族支援、介護離職、看取り、リハビリテーション、福祉用具やヤングケアラー等の項目も重要視されています。 以上のように、今後しばらくは国の舵取りには目が離せません。それと同時に国の制度だけに頼ることなく、法人自らの力で乗り越えねばならない節目でもあると感じるところです。 冒頭の伊吹氏の言葉は、国レベルのリーダーシップ論にとどまらず、個人や組織で成功するための不可欠要素ですし、反面、失敗体験からも多くの学びがあることも忘れてはなりません。 令和４年１１月１日 理事長 山口浩志 |
