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〜地域包括ケアは公助・共助・互助から商助へ〜 (令和2年2月) |
梅花もほころぶ季節となりました。地域の皆さまや関係者各位におかれましては、日頃からご指導ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。 「100歳まで楽しく歩こうプロジェクト」に取り組むキューサイは100人から100歳の「食事」「運動」の実態を調査しています。元気な100歳以上の人に3日間の朝食、昼食、夕食、計9色の食事内容を聞いたところ3日間の食事900食のうち、タンパク質をしっかりと摂取した食事は809食(89,9%)に上がり、特によく食べられていた食材は「鶏、ウズラの卵」が31,9%「豆腐(厚揚げ等含む)」が22,7%、「ハム・ソーセージなどの肉加工品」15,6%に上っているようです。他に、8割以上の人が「誰かと一緒に食事を楽しんでいる」とか、「腹8分目」や「好き嫌いなく3食をきちんと食べる」が7割との結果だったそうです。 介護保険制度創設以来20年を迎えますが、介護給付費は年10兆円を超えています。介護離職は減らず、零細企業では人材難を理由に倒産する事例も今なおあるようです。 持続可能な成長へと導くには、やはり介護のプロを補い、家族らに寄り添える存在としての力が大事になってきます。 (株)タニタでは、タニタ健康プログラムにて自治体や企業との提携により、「はかる→わかる→きづく→かわる」をキャッチコピーで健康増進をサポートしたり、(株)ヤクルトは、日本栄養士会との共催で「栄養と健康を考える有識者の会」を立ち上げ、定期的に地域住民や企業に対する栄養セミナーを実施し、地域包括ケアへの取り組みを模索しているようです。 また、過疎地などで公共交通の空白地域対策として自家用車を有償輸送でできる現行制度を改正し、住民自ら運送できる方向で考えられています。 どりーまぁサービスにおいても「アクションプラン5ヶ年計画」の見直しを図り、次の5年、10年後を見据えた方向性で考えているところです。 これまで培ってきた実績や対応力に自信と誇りをもち、今後の変革に挑む勇気をもって臨みましょう。 令和2年2月1日 理事長 山口 浩志 |