リゾナンスプラン
どりーまぁサービス5ヵ年計画
〜《2007年〜2012》〜
理 念
助け合いの精神に基づき、受け手と担い手との対等な関係を保ちながらサービス活動を行い健康で安心して暮らしていくことができるよう、活力ある地域づくりに貢献する。
ビジョン
1.高齢社会への挑戦
止まることのない高齢化に向け、いつでも安心して住み続けられるまちづくりの一役を担う。
認知症・ガン末期・難病・閉じこもり等、多様化する高齢化社会問題に立ち向かっていくためにも、それぞれの分野について学習できる場を設け、専門職並びに地域住民とが連携し合え、広く助け合いの理念が実践できる場を実現していく。
2.難病患者の在宅支援体制
県内における難病患者数の増加とそれに伴う個々のニーズの多様化は
めまぐるしく進んでいる。それだけに利用者の権利を守り環境を保護し
ていく事は、十把ひとからげの対策は馴染まず、難病患者に対する疾患
の理解を含めた生活ニーズを理解し、健全かつ柔軟な対応が必要とな
る。
そのためにも、行政や他団体(NPO等)、他事業所との連携を強化しネットワークを広げることで、利用者が選べる環境を創っていく。
また、制度規制により患者・家族からは経済的・精神的に負担を強いられている現在、NPOコーディネーターの育成と強化に重点をおき、家族を含めたインフォーマル支援体制を強化する事で、活力と安心を生み出す。
3.小児障害児を守る後方支援組織づくり
行政施策では子育て支援体制の強化や地域での教育活動の整備等が謳われているが、実態は浸透しきれていない現状は否めない。特に重度の障害を抱えた児童及びその家族の不安は日々募るばかりである。
そうした中、地域で共に生活する立場として、障害児の人たちを支えていく対策として次の点をNPOとして強化していく。
@疾患の理解と啓蒙、AQOL向上を目指したライフプランの提言、Bいつでも相談できる場づくり、C行政や他機関とのネットワーク構築
以上のことを目標にノーマラゼーションの理念を現実のものとし、いつでもどこでも頼られる存在になる。
4.地域住民との横断的役割
サービスニーズの多様化が進む中、NPOを含めたボランティア活動の関心は年々高まっている。そうした中、「活力ある地域づくり」を目指すためにも元気な高齢者層の人たちに在宅ボランティアを通して生きがいある生活を実現し、税金を使わなくても地域からの支援で目の前の出来事に対して助け合えるしくみづくりを構築していく。
そのためにも、拠点団体としての整備づくりと人材発掘と人材育成に力点を置き、地域間の横断的役割を果たしていく。
具体的施策
1. 組織基盤の整備と充実
2. 認知症高齢者支援体制の強化
3. 小児障害児の支援体制の充実
4. 元気高齢者づくり事業の啓発
5. 利用者の権利擁護の現実とサービスの育成
6. 地域社会との連携強化
7. 独立採算事業部制の推進
3つの柱と予防活動
1. 介護部門
生活に密着したかかわりによって在宅での「面」の役割を担っていく。
2. 看護部門
健康管理のキーパーソンとなり、介護と医療を結ぶ橋渡し的存在。ひとつの分野に止まらず広い分野での活動を地域で展開することができるため、後方支援部隊としてダイナミックに安心と生きがいを届ける。
3. 相談援助(ケアマネジメント)
個と個、また個と資源とを点から線へ結び、地域から信頼が得られるようネットワークの拠点となる。
4. 予防活動
地域のコミュニティーセンターを拠点に展開し、自立した時からかかわることで、福祉の総合商社的性格を踏まえたダイナミックな活動を進めていく。
このように様々なレベルに対応していけるよう、重層的な組織づくりを目指し、今後も豊な未来に向けて地域の皆様の期待に応えていけるよう前進していきます。
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